2010年7月6日火曜日

Habilitation à diriger les recherches


今日は、朝8時から日本とskypeミーティング。
その後職場で、ある方の「Habilitation à diriger les recherches」
審査会に出席しました。

残念ながらすべてフランス語。。。
しかし!
内容の一部がP2Pのトラヒック解析だったので、
その部分だけは理解しましたよ♪
スライドが表示されていれば、フランス語でもなんとか読めます。
配布された論文もフランス語です(汗)


さてこの「Habilitation à diriger les recherches(HDR)」。
初めは何のことかさっぱりでしたが、Googleで検索すると…

日本語では「研究指導資格」と言うらしく、
博士課程の学生を指導するための資格とのこと。
日本では「D-○合」と呼ばれている、アレですね。
日本だと書類だけで審査されるのですが、
フランスではなんとプレゼン審査があります。
しかも審査員の半数は他大学や企業から。
そのうちの1名は、なんとアメリカから来ていました。

C.M.さん、お疲れさまでした。


HDRを取ると、その後博士課程の学生指導をするわけですが、
どうやらフランスで博士(Doctrat)を取るのは簡単ではないようです。

Wikipediaによると・・・
博士論文審査の際、まずHDRを有する2名以上の学外の研究者が
論文を審査し、公聴会に進むかどうかを決定。
公聴会では3~8名の審査員のうち学外者を半分以上入れる・・・

それもそのはず、フランスでは「博士」は大学が与えるものではなく、
なんと「国家が与える資格」、つまり「国家資格」なのです!!
学外のHDR所持者を審査員にたくさん入れることで、
博士論文の質を担保しているというわけですね。

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