2011年1月23日日曜日

L'axe historique (2)


パリの歴史軸、後半戦です。
前半はこちらへどうぞ)

エトワール広場から西に進むと、シャンゼリゼ通りから
グラン・ダルメ通り(Avenue de la Grande Armée)に名前が変わります。

拡大写真。
うーん、天気悪い(>_<)
この辺り、実はすこし雨が降っていました。

振り返ってエトワール凱旋門(Arc de Triomphe de l'Etoile)。
いつも撮っているのと反対側の面です。


凱旋門を超えると、街並みが一気に変わります。
ほら、誰もいない歩道(汗)。

建物も少し低くなった気がします。


はーい、何もないままポルト・マイヨー(Porte Maillot)到着。
携帯電話買ったり、ボルドーへ出発したりした場所です。
パレ・デ・コングレ・ド・パリ(Palais des Congrès de Paris)という
国際会議場があります。

ここはぎりぎりパリ17区。
でも、建物は明らかに低くなりました。

環状高速道路のペリフェリック(Périphérique)が通っていて、
ここがパリ市の境界。
右がパリ、左がヌイイ=シュル=セーヌ(Neuilly-sur-seine)。
フランス大統領、ニコラ・サルコジが以前市長だった街です。

ヌイイに1歩入った場所から見た新凱旋門、グラン・ダルシュ(Grande Arche)。
ちなみに、ここから道路はまたまた名前を変え、
シャルル・ド・ゴール通り(Avenue Charles de Gaulle)になります。

振り返ってエトワール凱旋門。

ヌイイの街並み。
パリ、特に中心部との違いは歴然です。

急に歩道が狭くなった!
それに比べて駐車スペースの多いこと!!

街並みはカワイイ感じ。ちょっと田舎な雰囲気。
パリの境界から徒歩5分ぐらいだけど(汗)

セーヌ川手前で、道路は一度地下へ。

地下に潜った道路の上は公園になっています。
誰だか分からない胸像。

卵を転がす人。。。(笑)


そしてやっとセーヌ川超え!!
セーヌ川は、パリの西側で何度も蛇行します。
この場所では南から北に向かって流れます。
中洲があって、川幅は結構広いです。


川を越えると、超高層ビル群のラ・デファンス(La Défense)地区。
パリ市内と違って建築規制が少なく、高層ビルが集積しています。

ここからは、パリの歴史軸に沿って、
ラ・デファンス広場(Esplanade de la Défense)が続きます。

振り返ってエトワール凱旋門。
ずいぶん遠くまで来たものです。

これは何なんでしょう??

と思ったら、「泳ぐな」、「滑るぞ」的な注意が。
ということは、上のニョキニョキしてる場所は池なの??

さすがは新しい地区だけあって、建物も現代的です。



そして近づくグラン・ダルシュ。

グラン・ダルシュは目前。
目的地まであと少し、というところで、急に人が増えました。
どうやら、ラ・デファンスのショッピングセンターは日曜も営業しているみたい。

新産業技術センター、CNIT。
fnac、habitat、DECATHLONなどが入ってました。

ショッピングセンター、レ・キャトル・タン(Les Quatre Temps)。

キャトル・タン前の妙なオブジェ。

最終目的地、新凱旋門、グラン・ダルシュ♪♪
正式名は、「友愛の大アーチ」(Grande Arche de la Fraternité)。
結構な大きさですよ、これは!

あれ、しかし傾いてません?これ。
正面中央に伸びている黒いブロックが、歴史軸のはず。

ちょっと振り返ってみましょう。

工事車両がありますが、正面にエトワール凱旋門も見えて、
確かにこれが歴史軸。

では試しに、グラン・ダルシュの正面に回って・・・

振り返ってみると。。。

えーーーーーー、すげーズレてるじゃん!(>_<)

まさかねぇ、1985年着工なのに、計測間違えてズレちゃったぁー、
みたいなことはないですよね。。。

実は、地下を通る鉄道や道路を避けるために、
ずらさざるを得なかったようです。

このズレ角は6.33度。
Blogの前半で書きましたが、これはルーヴルのズレ角とほぼ同じなのです!

じゃあ、ルーヴルに合わせて6度ずらしたのか?
と思いきや・・・
Wikipediaによると、このズレは意図的ではなかったそうです(汗)

偶然とはいえ、歴史軸の両端で6度ずつズレて対称を成す、幾何学的美しさ。
そんなところが、実にフランスらしいです♪

グラン・ダルシュの先に広がる歩道。
未来に続く道、なのかな。

最後に振り返ってエトワール凱旋門を見てみましょう。
すげーちっちゃい!(汗)

拡大写真。


後半の移動距離は4.8kmでした。
グラン・ダルシュはずっと見えているのになかなか着かない、
そんな感じでした。
まぁ、前半の1.5倍以上あるわけですから、時間かかりますって。

いや、それでも楽しい旅でした。
いい運動にもなったし(笑)

2 件のコメント:

  1. 凄いですねー!歴史軸!
    読んでてドキドキしちゃいましたよ!(◎_◎;)
    なにか歴史ミステリーが出てきそうな
    期待感を込めて。

    きっとこれって、ダビンチコードにめちゃくちゃ影響されているんでしょうが(笑)
    でも歴史の探求はやっぱり面白いですね。

    このブログ上では「フランス地理の講義を聞いてるみたい(笑)
    そちらも才能があるのでは⁉(笑)

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  2. 歴史ミステリーって(笑)
    でも、一つひとつ調べてみると、本当にいろんな歴史があって
    面白いですよ。おかげで歴史の本買ってしまいました(⌒ー⌒)

    フランス人は幾何学的対称性が好みなのかなと。
    歴史軸なんて、Googleマップで見ても本当に直線ですよね!
    日本だと、京都と名古屋ですかね(笑)

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