2011年1月16日日曜日

Château de Chantilly


今週末、日本は大寒波が来て寒いみたいですが、
パリはやっとお天気に恵まれました♪

そこで、以前から行こう行こうと思って、まだ行ってなかったパリ郊外のお城、
シャンティイ城(Château de Chantilly)に行ってきました!

太陽王ルイ14世を招いて、コンデ公が開いた3日間にもわたる大宴会。
2000年に映画にもなった実在する料理人、フランソワ・ヴァテールが腕を振るい、
そして自害した、そんな城なのです。


最寄り駅のシャンティイ・グヴィユー(Chantilly-Gouvieux)駅は、
北駅(Gare de Nord)からSNCFの郊外線(Grandes Lignes)、TERで約25分。
RER D線も止まりますが、その場合は約50分。
クレイユ(Creil)行に乗ります。

ここからだと、リヨン駅(Gare de Lyon)でRER Dに乗るのが速いと思って、
わざわざヴェリブ(Velib)で行って往復切符(17.5E)まで購入したのですが、
なんと今月、RER D線は工事月間。。。シャンティイまで行かないのです(泣)

しょうがないので、北駅でTERに乗り換えました・・・
しかも切符をなくして再購入(>_<)北駅からだと片道7.6Eでした。


気を取り直して、シャンティイへ。
パリ郊外の小さな田舎町、って感じです。

駅から約2km、徒歩30分ほど。
今日ぐらい天気がよければ徒歩で問題ないですね。
駅を出てまっすぐ100mぐらい歩き、大通りを渡ると、このような歩道が現れます。
ここを行けばお城への近道です。

この歩道、 実はシャンティイ競馬場の直線コースに平行してます。

そう、この町はシャンティイ競馬場でも有名。
凱旋門賞に挑戦する日本の馬は、ここで調整されるんですよ。

競馬場のオーバルコースを迂回すると、城まであと少し。

お城の手前に、生きた馬の博物館(Le Musée Vivant du Cheval)と
大厩舎(Les Grandes Ecuries)があります。




そして、ついにシャンティイ城へ到着。(確かに30分かかった・・・笑)
優雅でキレイなお城です!!

これが入口ゲート。

ヴェルサイユ宮殿の中庭やチュイルリー庭園を設計した、
アンドレ・ル・ノートル作の中庭。
平面幾何学的な典型的フランス式庭園です。


さぁいよいよお城に入ります!

シャンティイ城はコンデ美術館(Musée Condé)として一般公開されています。
とにかく絵画の展示が凄い!
雑多に並べられたようにも感じますが・・・





なんとこれらは、城の最後の所有者、オマール公アンリ・ドルレアンが
自ら配置したものらしいのです。
後継者を失ったオマール公は、この城をフランス学士院に寄贈することにしました。
そのときの条件が書かれたプレートがこれです。
そこには、「陳列品の配置を変えないこと」、「門外不出とすること」、
さらには「一般に公開すること」などの条件が書かれています。

特に有名な絵画は、こんな感じで展示されています。
右: ピエロ・ディ・コジモ「シモネッタ・ヴェスプッチの肖像」、
中:ラファエロの「ロレートの聖母子」。

下の絵は、明かりの少ない暗い部屋で、特に注意深く保存されていました。
ラファエロ「三美神」。

同じくラファエロ「オルレアンの聖母子」。

次は、城内にあるチャペル。
ヴェルサイユやフォンテーヌブローのような派手さはありませんが、
白を基調とした清潔感のあるチャペルです。
今でもコンデ家に関する年中行事に使用されています。






階段の装飾。金と銀の組み合わせが高貴ですね。



オマール公の図書室。13000冊以上の本が所蔵されています。
とにかく並んでいる本の装丁が見事でした。



大居室群(グラン・アパルトモン)と小居室群(プチ・アパルトモン)は、
ツアーに参加しないと入れないので、時間の関係で諦めました。


というわけで、お城を出て少しお庭を散策しましょう。

まずはイギリス庭園(Le jardin anglais)から。
ヴィーナスの神殿(Temple de Vénus)。

神殿の近くにある池。
この場所は風も少なく、水面への写り込みがキレイです。

偉人たちの橋(Le pont des Grands Hommes)。
なんだかボロボロで工事中でした(笑)

恋の島(L'Île d'Amour) 。

ボーヴェの噴水(Les fontaines de Beauvais)。
もう水は出ません(残念)

次はアングロ-中国庭園(Le jardin anglo-chinois)。
なんという組み合わせ(笑)


敷地のほぼ端っこにある滝(La Grande Cascade)。
段差を利用した滝で、ここから運河に水を流しています。

滝の上にかかる橋から見た運河。


お城に戻るころには夕暮れが近づいていました。
今日の小旅行も終わりが近づいています。

左にシャンティイ競馬場、真ん中に生きた馬の博物館と厩舎、
そして右にシャンティイ城。

夕陽に染まるシャンティイ城。
キレイです。

夕陽に染まる厩舎。馬場から撮ってみました。

はい、今日はここまで。
行きと同じくTERに乗ってパリに帰ります。

いい日曜日になりましたね♪
明日から元気出して頑張ろう!

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