今回のノルマンディ旅行で、最も訪れたかった場所、エトルタ。
断崖に囲まれた海岸に面し、丘陵に囲まれた小さな町エトルタは、
ブーダン、クールベ、モネなどの芸術家を魅了してきました。
朝からずっと曇り空でしたが、エトルタに近づくにつれ快晴に!
町に車を止める前に、先に丘の上に向かいました。
そして・・・
あまりの美しさに、みんな言葉を失いました。
解説は後にして、まずは写真をご覧下さい。
エトルタの海岸は、二つの大きな断崖に挟まれています。
西側(海に向かって左)にあるのが「La falaise d'aval(アヴァル(下手)の崖)」。
東側(右)にあるのが「La falaise d'amont(アモン(上手)の崖)」。
崖は海水で侵食されて大きな穴が開き、「門」のようなアーチを作っています。
それぞれ、「La porte d'aval(アヴァルの門)」、「La porte d'amont(アモンの門)」と
呼ばれます。
我々が上ったのは東側。つまり、アモンの崖の上だったので、
アヴァルの崖、アヴァルの門がよく見えました。
(上から3枚目の写真が、アヴァルの崖の拡大写真です。)
アヴァルの門は、作家モーパッサンが「波の中に鼻を突っ込んだ巨象の姿」と
表現したことから、「象の鼻」と呼ばれています。
そして、象の鼻のすぐ向こう側には、針のように尖った岩があります。
これが「L'aiguille(針)」と呼ばれる岩で、モーリス・ルブランの小説「奇巌城」の
舞台となっています。
エトルタには、アヴァルの門、アモンの門の他に、もう一つ
「Manneporte(マンヌポルト)」と呼ばれる大きな門があります。
これは、アヴァルの丘からさらに西に進まなければ見れません。
到着が夕方(7時半過ぎ)でしたので、行くのは諦めました。
マンヌポルトは、モネに描かれています。
アモンの丘には、教会(礼拝堂)があります。
「Chapelle Notre-Dame de la Garde」。そう、これもノートルダムでした。
第2次世界大戦で破壊され、1950年に再建されたものだそうです。
最後に、エトルタの町を紹介します。
大戦中、病院として使われた建物。町の中心部にありました。
木組みの家がほとんどで、とてもかわいい(Très joli)です。
今日のおすすめコースが、魚料理になっていたレストラン。
ノルマンディのお魚、さぞかしおいしいことでしょう!
建物も非常に古く、味がありますね。
4人ともまだお腹がすいてないということで、ここでの食事を断念。
宿泊地のル・アーブルに向かうことにしました。
でも、みんなこの町がお気に入り!
よって明日の朝もう一度来ることに決定しました♪
とても綺麗な風景ですね!
返信削除日本の風景も素敵な場所は多々あるものの、やはり外国の風景は見慣れないためか、特に新鮮味があります。
また海外旅行へ行きたいと思う今日この頃です…
大陸の西岸と東岸では、気候が大きく違うため、
返信削除空の色や空気の感じが違います。
それが風景にも大きく影響してるのではないでしょうか。
是非(休みとって)フランスに遊びに来て下さい!(笑)