2010年12月1日水曜日

Collège de France


コレージュ・ド・フランス(Collège de France、略称はCdF)。
1530年、フランス国王であるフランソワ1世によって創設された王立教授団。
教授たちは国王によって任命されていました。

CdFより遡ること300年。
すでにソルボンヌ大学(La Sorbonne)は、
この地、カルチェ・ラタン(Quartier Latin)にありました。
CdFのすぐ隣です。
しかし、ソルボンヌは特権意識が強く、授業はすべてラテン語。
学部も4つしかなかったそうです。

そのようななか、フランソワ1世が創設したCdFでは、
フランス語で授業が行われ、
しかもソルボンヌにはない新しい学部が作られたのでした。


現在CdFに所属する教授は48名。講座数48。
定年退職などの理由で空席ができた場合に限り、
新しい教授が採用されることになります。
フランス学士院とCdF教授陣のみ推薦可能。自薦は不可です。
CdF教授になることは名誉なことなのでしょうね。

CdFの教授は、年間十数回の講義を行う以外、すべて自由。
研究内容に関しても自由です。すばらしい!

で、その講義ですが、なんと一般市民に完全公開されているのです。
つまりCdFは市民講座。しかも無料!!
大学とはまったく違うシステム。
ある意味凄いです。


正門(上の写真)を入ると、
「名誉の中庭」(戸塚真弓さん「パリの学生街」より)があります。


そして、サン=ジャック通り(Rue Saint-Jacques)をはさんだ隣には、
ソルボンヌ大学のヘッドクオーターがあります。



今日もパリは1日中氷点下、そして雪。。
洗濯の待ち時間に少しお散歩して、これらの写真を撮ったのですが、
このときも雪が降ってたんですよ。
写真には写らないものですね・・・

というわけで、ソルボンヌ大学の前にある公園の写真をどうぞ。
こんな感じで少し雪が積もっております。


ちなみに、このときの気温は-2℃だったようです(>_<)
アイスランドで鍛えられたようで、平気ですが(笑)

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