2010年9月10日金曜日

Voyage en Normandie: (6) Honfleur

ノルマンディ旅行2日目。あいにくの雨。

前日の約束どおり、まずはエトルタに行ってみたのですが、
雨は止まず。。。残念でした。
でも、気持ちを入れ替えて旅の続きを楽しみます!

セーヌ川河口に架かる大きな斜張橋、ノルマンディ橋。
雨でよく見えないですね(泣)
1995年に完成したとき、主塔間距離(中央径間)が856mで世界一だったそうです。
現在の世界一は、日本の多々羅大橋が890mですって。

高速道路のノルマンディ橋を渡って、セーヌ川右岸の都市、ル・アーブルから
左岸の港町、オンフルールへ移動します。

セーヌ川河口の港町とあって、11世紀のころから栄えていたオンフルール。
イングランドとの交易を行う拠点として潤ったそうです。
今では、ル・アーブルに貿易拠点の座を奪われているようですが、
そのおかげでこの町には昔ながらの家々が数多く残っています。

まずは、旧港付近の写真から。
今ではヨットハーバーとして利用されています。
ハーバーを囲むように、幅の細い家が軒を連ねています。
なんだか、300年ぐらい前にタイムスリップしたかのような印象を受けますね。




オンフルールも、印象派画家に愛された町。
多くの画家がこの町を描きました。


旧港から5分ぐらい歩くと、オンフルール生まれのブーダンの美術館があります。

なんと、火曜日は定休日。
この町の美術館・博物館はすべて火曜日定休日なのです・・・

ということは・・・

作曲家、エリック・サティが生まれた家も、火曜日は定休日でした・・・(泣)

中には入れませんでしたが、サティの音楽の起源に出会えた気がします。
ジムノペディとJe te veuxが頭から消えません。

印象派の絵とジムノペディ。最高のマリアージュに思えてなりません。


旧港のそばにある教会、サンカトリーヌ教会。
なんとこの教会、木造なのです。
これまで見てきた石作りの教会とは雰囲気が、色が違います。

これらの他にも、町の写真をどうぞ。




この町でお昼ごはんを食べました。
パリでは食べたら高いんだろうね、って言いながら、
海の幸のプレートを頼みました。

ノルマンディはりんごの産地なんですが、りんごを使ったお酒も名産です。
シードル(Cidre)とカルヴァドス(Calvados)。
シードルはりんご酒とも呼ばれ、さっぱり飲みやすい発泡酒。
カルヴァドスはアップル・ブランデーとも呼ばれる蒸留酒。
ともに、原産地呼称規制「AOC(Appellation d'Origine Contrôlée)」の対象です。

友達がシードルを買うなか、私はカルヴァドスを買いました。
買ったのはこのお店です。

さっ、オンフルール観光を終えて、いよいよ最後の町、ブーヴロンへ!

2 件のコメント:

  1. ジムノペディ、実はクラシックで一番好きです。
    エリック・サティの生まれた家なんて素敵すぎです!
    機会があったら私も行ってみたい。。

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  2. 非日常。
    すべてを忘れてぼーっと空を見上げる。
    ノルマンディの風景と印象主義的音楽は、実によく合います。

    1975年、美術館の環境音楽としてジムノペディが使われたんですよ。
    それまでは、美術館で音楽かけるのはタブーでした。
    音楽聞きながら絵を見たのでは、感じ方が変わりそうですね。

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