2010年9月4日土曜日

Voyage en Normandie: (4) Étretat

今回のノルマンディ旅行で、最も訪れたかった場所、エトルタ
断崖に囲まれた海岸に面し、丘陵に囲まれた小さな町エトルタは、
ブーダン、クールベ、モネなどの芸術家を魅了してきました。

朝からずっと曇り空でしたが、エトルタに近づくにつれ快晴に!
町に車を止める前に、先に丘の上に向かいました。
そして・・・

あまりの美しさに、みんな言葉を失いました。
解説は後にして、まずは写真をご覧下さい。









エトルタの海岸は、二つの大きな断崖に挟まれています。
西側(海に向かって左)にあるのが「La falaise d'aval(アヴァル(下手)の崖)」。

東側(右)にあるのが「La falaise d'amont(アモン(上手)の崖)」。

崖は海水で侵食されて大きな穴が開き、「門」のようなアーチを作っています。
それぞれ、「La porte d'aval(アヴァルの門)」、「La porte d'amont(アモンの門)」と
呼ばれます。
我々が上ったのは東側。つまり、アモンの崖の上だったので、
アヴァルの崖、アヴァルの門がよく見えました。
(上から3枚目の写真が、アヴァルの崖の拡大写真です。)
アヴァルの門は、作家モーパッサンが「波の中に鼻を突っ込んだ巨象の姿」と
表現したことから、「象の鼻」と呼ばれています。

そして、象の鼻のすぐ向こう側には、針のように尖った岩があります。
これが「L'aiguille(針)」と呼ばれる岩で、モーリス・ルブランの小説「奇巌城」の
舞台となっています。

エトルタには、アヴァルの門、アモンの門の他に、もう一つ
「Manneporte(マンヌポルト)」と呼ばれる大きな門があります。
これは、アヴァルの丘からさらに西に進まなければ見れません。
到着が夕方(7時半過ぎ)でしたので、行くのは諦めました。
マンヌポルトは、モネに描かれています。

アモンの丘には、教会(礼拝堂)があります。
「Chapelle Notre-Dame de la Garde」。そう、これもノートルダムでした。
第2次世界大戦で破壊され、1950年に再建されたものだそうです。


最後に、エトルタの町を紹介します。
大戦中、病院として使われた建物。町の中心部にありました。

木組みの家がほとんどで、とてもかわいい(Très joli)です。

今日のおすすめコースが、魚料理になっていたレストラン。
ノルマンディのお魚、さぞかしおいしいことでしょう!
建物も非常に古く、味がありますね。


4人ともまだお腹がすいてないということで、ここでの食事を断念。
宿泊地のル・アーブルに向かうことにしました。
でも、みんなこの町がお気に入り!
よって明日の朝もう一度来ることに決定しました♪

2 件のコメント:

  1. とても綺麗な風景ですね!
    日本の風景も素敵な場所は多々あるものの、やはり外国の風景は見慣れないためか、特に新鮮味があります。

    また海外旅行へ行きたいと思う今日この頃です…

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  2. 大陸の西岸と東岸では、気候が大きく違うため、
    空の色や空気の感じが違います。
    それが風景にも大きく影響してるのではないでしょうか。

    是非(休みとって)フランスに遊びに来て下さい!(笑)

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