2010年9月1日水曜日

Voyage en Normandie: (3) Rouen

オート・ノルマンディ地域圏の首府、ルーアン。
中世から都として栄え、特に大司教座が置かれたことから、
非常に大きな教会が作られました。
それが、ルーアン大聖堂です。



正式名称は、Cathédrale Notre-Dame de Rouen。
そう、ここもノートルダムなのです。
世界遺産には登録されていないそうですが、
北フランス3大大聖堂(シャルトル、アミアン、ルーアン)の一つです。
フランス最大のゴシック建築とも言われ、ファサードの細かさは実に見事です!

モネは、季節や時刻によって変わりゆくルーアン大聖堂の絵を、
なんと33枚もの連作として作成しました。
あいにく、正面は改修工事中で、カバーで囲まれていたため、
同じ構図の写真は撮れませんでした。
(上の写真は、1、2枚目が右側面、3枚目のみ正面です)

教会内部も大変荘厳な感じでした。



ルーアン大聖堂のほかにも、非常に有名な教会がもう一つ。
それが、聖ジャンヌ=ダルク教会(Église Sainte-Jeanne-d'Arc de Rouen)です。


仏英間の100年にもわたる戦争において、フランスの勝利に寄与したとされる
英雄ジャンヌダルクは、1430年5月、コンピエーニュの戦いで捕虜となり、
イングランド主導の裁判により火刑に処されました。享年19。
英雄はなんとティーンエイジャー。今なら女子高生です。

1449年、イングランド軍からルーアンを取り戻したフランス王シャルル7世は、
ジャンヌの裁判を再調査、1456年には処刑裁判の破棄が宣言されています。
そして、500年以上経った1920年、列聖されて「聖女」となりました。
教会にあった銅像は、鎧を着て旗を振るジャンヌダルクとは裏腹に、
可憐な少女のようでした。

さて、ルーアンの街並みですが、新旧の建物が入り乱れた感じで
全体的にはいまひとつ統一感が感じられませんでした。

とはいえ、大時計やアーチの裏側の彫刻、木組みの家など、
見どころはたくさんあります!







朝7時にパリを出発してすでに10時間が経過(上の写真は17:30に撮影)。
朝は曇り空だったのですが、だんだんと天気がよくなってきました。
次の訪問地エトルタは、今回の旅で一番行きたかったところ。
日が沈む前に行きましょう!

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