2011年3月30日水曜日

Musée de la Musique


音楽都市(Cité de la Musique)にある音楽博物館(Musée de la Musique)。
弦楽器を中心にさまざまな楽器が展示されていました。
入場料8E。オーディオガイド(英仏のみ)が付いています。
楽器の音が聞けますので、是非借りましょう!


まずはリュート。
フェルメールの絵にも出てくる楽器です。
マンドリンに似ています。
写真のリュートは、低音を出すためにネックが超長いです。

マンドリン。

ギター。現在のギターの原型になったものです。


チェロ比較。
左が現在のもので、右がチェロの元になったもの。
7弦あって、しかもフレット付きです。

ヴァイオリン。
しかもあの、ストラディバリウスです!
3台とも全部。


これは左側がストラディバリウス。

折りたたみ式のチェンバロ。

チェンバロ。たくさんありました。
宮廷で使われるためか、装飾がすごいです。




ここからピアノが登場します。
奥がチェンバロ、手前がピアノです。
鍵盤が1段ですね。

ピアノ。
鍵盤の色がここで反転します。



このピアノを使って、生演奏がありました。

シンセサイザー。

これは楽器ですか?
ただのコンピュータに見える。


管楽器もありましたが、あんまり興味がないので写真は少なめ。
のだめカンタービレでも出てくる、フランス式ファゴット、バソン。

フルート。
フルートが木管楽器であることがよく分かります。

Parc de la Villette

ヴィレット公園(Parc de la Villette)。
パリにある大きな公園の一つで、以前住んでいたのと同じ19区、
パリの外周を通る道路ペリフェリック(Périphérique)に隣接しています。

ここは公園に併設して、科学産業都市(Cité des Sciences et de L'industrie)と
音楽都市(Cité de la Musique)があります。
のだめカンタービレにも登場した、コンセルヴァトワールもここにあるのです!
本当の名前は長いんですよ。
Conservatoire National Supérieur de Musique et de Danse de Paris。
忠実に日本語訳すると、「音楽とダンスの国立高等学院」でしょうかね。

というわけで、まずはコンヴァトから。

中にも入ってみたいですね。。。
コンヴァトに留学している人と友達になれればよかったんですが・・・

こちらが音楽都市。
都市(Cité)と言っていますが、要はコンサートホールや音楽博物館、
図書館が一緒になった複合施設です。

パリ・シアター(Théatre Paris Villette)。

芝生が敷き詰められて、気持ちよさそう。
冬の間は養生中で立入禁止です。
夏はここでオープンシネマがあります。

子供たちの遊び場所、移動遊園地。

竹林の庭。

公園内はジョギングをする人もたくさんいます。

第1回Blogで紹介したサン・マルタン運河(Canal Saint Martin)は、
ヴィレット公園のまん中を通っています。


科学産業都市。
都市と呼んでいいほど大きな建物。
音楽都市と同様に、博物館、図書館、会議場が入った複合施設です。

技術博物館なので、それを目的に行ったのですが、
どうやら子供のための博物館のようでした。
なので、中には入らず・・・


このドームは3D映像を使った映画館。
深海系の映画を上映していました。やはり教育用でしょうね。

ドームの隣あたりに展示されている潜水艦。
第2次世界大戦前に活躍した本物だそうです。




潜水艦内部。
狭くてケーブルやスイッチ類がいっぱいです。



ディーゼルエンジン。

潜望鏡。

魚雷室・・・
ベッドがありますね。魚雷といっしょに寝るなんて・・・

後部ハッチ。

展示室には潜望鏡がおいてありました。

Musée Nissim de Camondo


ニシム・ド・カモンド美術館(Musée Nissim de Camondo)。
日本大使館の近くにあるモンソー公園(Parc Monceau)に隣接するこの美術館は、
モイス・ド・カモンド(Moïse de Camondo)の個人邸宅でした。

銀行業で財を成したモイス氏は、フランス美術、特に18世紀のフランス美術を
こよなく愛しました。

戦争で長男を亡くしたモイス氏は、美しい邸宅と自身のコレクションをすべて
フランス政府に譲ることを決めました。
以降、フランス装飾博物館の所蔵となり、現在に至っています。


入口のゲートをくぐると中庭と邸宅の本館部分が見えてきます。


入口を入ったところの玄関ホール。
とにかく広い玄関です。
たくさんの収集品が展示されていました。






1階奥にある台所。
大きな釜戸があります。

銅食器はピカピカに磨かれています。


階段を上がって2階へ。
ここはまだ廊下。


応接間1。


応接間2。


円形の部屋。同じシリーズの絵画がかけられています。

ダイニングルーム。
はじめは友人を呼んで盛大なディナーが開かれたそうですが、
その後はモイス氏のコレクション見たさに芸術家が集まったとか。

書斎のような部屋。
でもここは書斎としては使われていなかったそうです。


青の部屋。

図書の部屋。美しい書棚に、丁寧に装丁された本が並んでいます。

モイス氏の寝室。
絨毯は今も当時の色を見せています。
ベッドも比較的大きめ。


バスルーム。明るくて広いです。
タイル模様がモダンで素敵です。

この邸宅の名前にもなった、長男ニシムの部屋。

邸宅が完成してまもなく出兵したため、
ニシム氏がこの部屋を使ったのは僅かな時間だったそうです。

右の壁には長女ベアトリス(Béatrice)が好きだった
乗馬の絵画がたくさん掛けられていました。


最後に、邸宅が隣接しているモンソー公園の写真です。
桃と桜が咲いていました。