2010年11月28日日曜日

Islande

北緯65度あたりに位置する島国、アイスランド(Ísland、仏語はIslande)。
火山島で、北大西洋海流(暖流)に囲まれるこの島は、
国土の一部が北極圏(北緯66.6度以北)にあるにもかかわらず
比較的温暖と言われています。

最近、旅が続いていますが、今回は急遽アイスランドへ。
誘われてから出発まで1週間以内という荒技(笑)
以前報告したユニクロのヒートテックは、実はそのためでした(^_^;)

しかし、本当に温暖なのか???
首都レイキャビークの気温は、最低-10℃、最高-3℃。。。
なんと、旅行中ほぼずっと氷点下でした(到着したときだけ+1℃)。
今週はヨーロッパ全域が真冬になっていたのです。。。(>_<)


それでは、アイスランドの風景をご覧下さい♪

まずは首都レイキャビーク(Reykjavík)からスタートしましょう!
北緯64度8分は世界最北の首都。
そのせいで、冬は昼間が超短いのです。
下の写真は9:20ごろ撮影。日の出までまだ1時間もあります・・・

流行の中心、ロイガヴェーグル(Laugavegur)通り。
約2kmにわたり、オシャレなお店やレストランが立ち並んでおり、
一方通行の道路はいつも車で渋滞しています。

ハトルグリームスキルキャ教会(Hallgrímskirkja)。
アイスランドで最も高い建物です。

教会には展望台があり、エレベータで登れます(8階)。
値段は500ISK(アイスランドクローナ、1ISK≒0.75JPY、11月28日現在)です。

首相の執務室(Stjórnarráðshúsið)。
ロイガヴェーグル通りの一番西側にあります。
首相官邸とは思えないほどの小さな建物です・・・

アイスランドは、世界で初めて議会が開催された国なんですよ。
この国民議会はアルシング(Alþingi)と呼ばれています。
下の建物は1881年に建設された議事堂(これもアルシング)。

チョルトニン湖(Tjörnin)。
秋から春にかけて凍結し、池の上を自由に歩けます。
スケートやアイスホッケーを楽しむ人も。

ホプジー・ハウス(Höfði)。
東西冷戦時代の1986年、米ソの中間地点にあるこの地で、
レーガン大統領とゴルバチョフ書記長が会談を行いました。


さて、ここからは観光名所にいきましょう。

まずはゲイシール(Geysir)から。
ゲイシールは、英仏単語「Geyser」の語源となった間欠泉です。
付近には、たくさんの間欠泉が並んでおり、
一面湯気で覆われていました。

これがグレート・ゲイシール。
1935年を境に活動が停滞。現在は1日3回ぐらい吹き上がるそうです。
あいにく見学中に噴出はありませんでした。

現在は、グレート・ゲイシールの隣にあるストロックル(Strokkur)間欠泉が大活躍。
5~10分に1回、20mぐらいまで吹き上がります。


あまりに大きすぎて、写真に収まりませんでした(泣)

次は、グトルフォス(Gullfoss)。
アイスランド語で、「黄金の滝」を意味するそうです。
アイスランド随一の規模を誇る滝で、2段の合計落差は45m。
この日の気温は-7~-8℃で、滝は半分凍っています・・・

滝の横に展望台があり、すぐ近くまで歩いていくことができます。


3つ目は、「大地の裂け目」、「地球の割れ目」とも言われる「ギャオ」。
世界遺産に登録されているシンクヴェトリル(Þingvellir)国立公園にあります。
アイスランドは、北大西洋中央海嶺が島の中心を貫いており、
海洋プレートの生成を地上で確認できる珍しい島。
つねに新しいプレートがこの地で生成されて東西に広がっているので、
岩の隙間が徐々に広がっていくのです!!
(プレート移動については、こちらのサイトが超詳しいです。)

そしてこの地は、上述したアルシング発祥の地。
1000年以上前、この大地の裂け目で、世界初の議会が開催されていたなんて、
なんて壮大なんでしょう!!




大地の裂け目の上から見るシンクヴァトラヴァトン湖(Þingvallavatn)。
朝日(?)がキレイです(12時ごろ撮影)。

そして最後はこれです!
まず、着いた日の夜に発生したオーロラ。
着くなりオーロラに遭遇するなんて、ラッキー♪
レイキャビークから国道1号と47号を通って、
45分ぐらい北へ行ったところで見ました。
Canon IXY 50Sで撮影。長時間撮影モード、シャッタースピード15秒。


そして別の日。
ブルー・ラグーン(Blue Lagoon)というアイスランドの温泉を出て上を見ると、
空一面のオーロラ!!!
薄いオーロラのときには、雲のように白いのですが、
ここで見たオーロラは肉眼でも緑色に見えました。
実に美しい自然の芸術!!

あぁそれなのに、残念ながらカメラは電池切れで充電中・・・orz
食後にホテルに戻ってカメラを取って、再度オーロラ撮影に出発。
レイキャビークの西端、Gróttuviti灯台のところでキャッチ!
時間が経って、色が薄くなってしまいましたが、
1枚の写真に収まらないほど大きく広がるオーロラでした。



1日中氷点下の気温、オーロラ、大地の裂け目。
初体験づくしのアイスランド旅行でした。

2 件のコメント:

  1. 本当に素敵な場所ですね!
    アイスランドの観光名所なんて日本からじゃ縁の少ないものだから、貴重なレポート読ませて頂きました♪

    数々の写真を観ていると、本当の美って自然の中にあるんだなってつくづく感じさせられました。
    自然に対して感じるものを近くに持ち続けたいから、人は美術を求め続けるのかもしれませんね。

    パリの数々のステキな写真、そしてアイスランドの自然を観てそんな風に、ふと思います。。。

    良い旅たくさんしてますね!
    こんど、宿や地元の料理とかもレポートヨロシクお願いします!

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  2. 今回のアイスランドは、自然の壮大さを痛感する旅でした。
    パリのような美しい建築に囲まれた生活もいいですが、
    まるで地の果てのような、自然むき出しのアイスランドもいいですね♪

    宿はいたって普通、料理はロブスターと魚料理が絶品でした!!

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